歯科衛生士さんって歯科専売品の歯ブラシの説明はしてくれるけど、市販の歯ブラシの説明ってほとんどしてくれない・・・って思ったことありませんか?
正直なところ、市販の歯ブラシのことをきちんと知っている歯科衛生士さんは少ないと思います。
(2、3種類なら知ってるかもw)
そこで!
歯科衛生士である私が市販の歯ブラシを実際使ってみて、素直な感想を記録していこうと思います。
あなたがどの歯ブラシにしようかなぁと迷った時、コレを読んで参考にしてもらえれば嬉しいです。
2019.11.7現在→『NONIO』、『ピュオーラ』の歯ブラシレビューを書いています。
2019.12.8現在→GUM PRO CAREシリーズ #518やわらかめ・#488ふつうの歯ブラシレビューを書いています
口臭科学から生まれたNONIOのレギュラー歯ブラシ
今回は、やわらかめを使ってみました。
市販の歯ブラシのやわらかめって、意外にも痛かったりするんですけど、コレは痛くなかったですね。
(市販の先が細いものはチクチクして、磨いた後も痛いことが多いw)
他に感じたことをまとめました。
- 毛は4列で密度も高い
- 毛のコシは少し弱めで、歯ブラシを大きく動かすと汚れは取れにくい
- ネックがまっすぐなので、一番奥のほうは届きにくい
- ゆっくり丁寧に磨くのに適している
- 毛先磨きがしやすかった
汚れが取れにくいなんて書きましたが、歯ブラシを細かく動かして丁寧に磨けば汚れは取れて、ツルッとなります。
逆に急いでる時に、ざざっと磨いちゃうと結構残ると思います。
(ベロで歯を舐めてみたら、結構ざらざらしてましたw)
1日1回しか磨かない、ざざっと簡単に磨くことが多い方には不向きですね。
使い方の難易度が高い!!からです。
毛先が結構細く、歯と歯の間に入りやすいので、フロス(糸ようじ)を使うけど使用回数が少ないという方にいいかなと思います。
(ゆっくり丁寧に磨くことに慣れている事を想定してですがw)
意識してスキマに毛先を入れるようにして磨かないといけませんが、汚れの残り方が毛先の細くない歯ブラシに比べて少なく感じたからです。
フロスが中々使えないなぁ・・・という方は、1度試してみてくださいね。
ピュオーラ・コンパクトスリム密着先細毛
ふつうを使ってみました。
磨いてすぐ思ったこと・・・めっちゃ気持ちいいやん!です。
他のポイントは、こんな感じです。
- 毛が3列だけど、密集してるので汚れが取れやすい
- 急いでる時にざざっと磨いても、意外と汚れが取れてた
(今回バタバタしてる時に使ってみました) - ふつうの硬さだけど、痛くなくて気持ちよかった
- 歯と歯の間にも毛先が入りやすかった
繰り返し言いますが、ほんまに気持ちいい(笑)
(思わず関西弁が出ちゃいましたw)
後いいなと思ったのは、先細なのに毛が密集していて束になっていることです。
先が細い歯ブラシは、歯の表面の汚れって取れにくいんです。
でもこの歯ブラシは、毛先が束になっていることで歯の表面もしっかりとらえてるなぁと感じました。
歯周病予防用の歯ブラシを初めて使う方に、使いやすい歯ブラシだと思います。
GUM PRO CAREシリーズの新商品を使ってみた!
歯周病予防でおなじみの『GUM PRO CAREシリーズ』を2種類使ってみました。
GUM史上初の最も柔らかい歯ブラシ(#518やわらかめ)と最もヘッドが小さい歯ブラシ(#448ふつう)です。
では、1つずつお話していきますね。
最も柔らかい歯ブラシはハグキが痛くて磨けない人向け
(#518 やわらかめを使用)
GUMの公式サイトにも書かれているんですが、歯磨きするときに痛くて磨けない・・・と感じる方にはもってこいの歯ブラシです。
ただゆっくり丁寧に磨かないと、歯の表面の汚れは取れにくいのでそこは要注意ですかね。
今ハグキが腫れて痛くて、でも歯医者にも行けない・歯磨きもできない・・・どうしたらいいんやぁ!!って方、ガチでオススメです。
(現在歯周病治療中の方にもいいと思います)
使った感想を簡単にまとめました。
- 歯科専売品のやわらかめ歯ブラシと同じくらい柔らかい
- 毛先が細くなっているけど、チクチク感がない
- 毛が密集しているので、歯の表面にも当たりやすい
(汚れを取るにはめっちゃ丁寧に磨く必要あり) - 手にフィットして持ちやすい
- ヘッドに厚みがあるので奥が少し磨きづらい
最後にもう1つ注意点があります。
【ハグキの炎症がおさまってくれば、『ふつう』の硬さの歯ブラシに変える】ということです。
繰り返しになりますが、かなりやわらかめなので、歯の表面の汚れを落とすには正直ちょっと向いていないからです。
(使い始めは、コシがしっかりしてるので取れると感じました)
これはあくまで私個人の意見ですが、この歯ブラシはハグキが痛い・・・でも磨かないわけにもいかないという方用だと思っていて、ある程度炎症が引くまで用の歯ブラシかな?と。
やはり虫歯も歯周病も予防するには、『プラーク(歯垢)をしっかり落とすこと』なので、『ふつう』タイプの歯ブラシがいいかなと思っています。
最も小さいヘッドは奥が磨きやすい!!
(#488 ふつうを使用)
これはさっき紹介した歯ブラシの、超コンパクトで 『ふつう』の固さの歯ブラシになります。
市販の歯ブラシの『ふつう』は結構硬くて、痛い・・・という印象なんですが、この歯ブラシは痛くなくてすごく気持ちよかったです。
なぁーじょ
感想をまとめてみました。
- 奥歯に届きやすい
- 超コンパクトなのに毛が密集してて歯の表面も磨きやすい
- 『ふつう』なのに意外と柔らかく、気持ちいい
- ブラシに若干厚みがあるので、オエっとなりやすい人には厳しいかも
初めに紹介したコンパクトタイプと2種類使ってみて、使い分けにぴったりかも!と思いました。
(コンパクトタイプも『ふつう』の固さのものがあります)
どちらもブラシ部分に厚みがあるので、コンパクトタイプだと奥の方が若干届きにくいんですよね。
なので、やりにくいところは超コンパクトタイプを使うなどするといいのでは?と思います。
(使い分けはめんどくさくなければやってみてくださいw)
ちなみにですが、ブラシ部分の厚みでいうと先細毛・超先細毛シリーズの歯ブラシのほうが薄くて使いやすいです。
まとめ:市販の歯ブラシも凄かった!
正直なところ、私は歯医者さんで売ってる歯ブラシが1番いいと思ってました。
毛の密度も違うし、汚れも取れにくいだろうなと勝手に思ってたんです。
しかしそのよくわからない考えは、打ち砕かれました(笑)
実はこのほかにも試した物があるんですが、『へぇ〜』と思うものがまだありました。
めちゃめちゃ長くなるので、次回にしますが(笑)
本当市販の歯ブラシもすごく進化してるんだなと実感できました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!